初めまして。掲示板紹介を受けましたshunです。早速質問させていただきます。
人工呼吸器患者で、自発があり、CPAPを使用しておりましたが、夜間無呼吸が頻回で、先日、PCVにしたのですが、こういう場合こそ、SIMVの方が良かったのでしょうか?
患者は、横隔膜神経の異常?にて人工呼吸器使用です。
意識もあり、足も動かせて、覚醒してるとわりかし自発もあるのですが、眠ると無呼吸です。
一時期はウィーニング目指して、呼吸設定を減らす呼吸リハビリしてましたが、現在は肺炎患って以来中止中です。
その肺炎は現在治って落ち着いております。リハビリ再開しようか検討の中での、夜間無呼吸頻回が発生。
SIMVだと自発呼吸時の呼吸がよりしやすい。しかし、患者はどちらの換気様式かわからないため、逆に仕事量が増えてしましそうな気もします。
そもそもどのような場合にSIMVが良いのでしょうか?
※最終的には主治医と相談して、決めますので、あくまで情報収集です。
書き込みありがとうございます。
明らかに日中と夜間とで呼吸パターンが異なる場合であれば、
日中はCPAP、夜間のみPCVで管理するのがよいかと思います。
もし、お使いの呼吸器に、MMVというモードがあれば、分時換気量を確保するという観点から選択することもできます。
また、もし可能性があるならば、在宅でよく用いられるS/Tモードを選択するのもありだと思います。
SIMVにすると、日中の自発呼吸があるときの管理で、患者さんの自由度がなくなるから、結局日中はCPAPがよいということになりかねません。
もし、モード切替を怠るのを防ぐためなら、PCVが妥当だと判断します。
ご返答いただき、ありがとうございます。PCVが良さそうですね。
厄介なことに、日中も眠ると無呼吸が頻回になるのです。なので、日中と夜間でモードを分けることが難しいです。
現在、当院で使用しているのはフクダ電子のサーボairです。MMVなるもの(PRVC)はないです。
在宅用もレンタルのみなので、難しいです。
SIMVはどのような場合に用いられますか?
MMVというのは、Minitte Mandatry Ventilaton の略号で、分時換気量を確保する、強制換気と自発呼吸の組合せのモードのことを言います。
自発呼吸がある時は、CPAP/PSVで、自発が消失したらCMVに切り替わるというモードなんです。
神経系で、自発呼吸と無呼吸を繰り返すときに有効なんですね。
SIMVを推奨するのは、神経筋疾患の一部であるかとは思いますが、なかなか見つからないですね。
横隔膜ペーシング関係の対応は考慮されていますでしょうか?
MMVは呼吸数が減少した際に一回換気量が増えすぎる事があるので(もちろん上限設定はあるでしょうけれど)ヘーリングブロイラー反射などで逆に自発を抑制してしまう可能性があります。反射だけでな呼吸仕事量の極端な低下も自発抑制の原因になりかねません。
servoならPCVとPSVを上手く組み合わせたauto modeが使えるかもしれません。hamiltonのASVはある意味でMMVなので前出した現象が出る可能性があります。
あまり言える立場ではないのでですが、本当ならEVITAのV系統にあるPC-PSVが最適だと私は思いますが・・・。
呼吸管理はいいとして、先行きを考えると在宅が必要になるか、または前出の横隔膜ペーシングを考慮するか、ALSのような神経菌疾患ではなさそうなので、寝たきり呼吸器装着にはならない対象ですよね?