第3章-3:酸素化の評価法とグラフの読み方〜P/F比と酸素解離曲線を使いこなす〜
はじめに:酸素化、どうやって評価する? 「SpO₂が94%あるから大丈夫…」そう思っていませんか? もちろん、パルスオキシメータは便利で非侵襲的な指標ですが、SpO₂だけではわからないことも多いのが酸素化の難しいところで […]
呼吸療法の解説
はじめに:酸素化、どうやって評価する? 「SpO₂が94%あるから大丈夫…」そう思っていませんか? もちろん、パルスオキシメータは便利で非侵襲的な指標ですが、SpO₂だけではわからないことも多いのが酸素化の難しいところで […]
人工呼吸器って何?中はどうなってるの? 人工呼吸器を初めて見る人の中には、「難しそう」「怖そう」と感じる方も少なくありません。 しかし、人工呼吸器は見た目ほどゴツいものではありませんし、けたたましい音が鳴り響くようなもの
【1. 本体(制御装置)】 人工呼吸器の中枢を担っているのが「本体」です。この本体には、ガスの流れを制御する「ニューマチック部」と、動作全体を管理する「制御部」の2つの機能が含まれています。 ニューマチック部では、配管か
【はじめに】 酸素は肺で血液に取り込まれ、心臓のポンプ作用によって全身へと運ばれます。最終目的地は、全身の細胞。そこでは、酸素がエネルギー代謝に使われ、二酸化炭素が生成されます。この章では、「酸素はどれだけ使われるのか」
【はじめに】 私たちが吸い込んだ酸素は、肺で血液に取り込まれ、全身の細胞へと届けられます。では、その酸素はどのようなかたちで血液中を移動し、どのくらいの量が運ばれているのでしょうか? 【酸素の運搬方法:2つのかたち】 血
息苦しいとか、酸素が足りないようなとき、あるいは術後など様々な病状に対して、酸素は投与されます。 通常、鼻カニューレや酸素マスクを使って酸素を追加することで、SpO₂(血中の酸素飽和度)は改善していきます。 また、最近で
人工呼吸器は、病院や在宅など、さまざまな場面で使用されています。 また、その適応となる背景も多岐にわたり、急性の肺障害、慢性呼吸器疾患、あるいは進行性の神経・筋疾患など、患者さんの状態によって異なります。 そのため、現場
〜吸って吐くだけじゃない、酸素の旅に出よう〜 【はじめに】 呼吸をさぼったこと、ありますか? 私たちは普段、何気なく呼吸をしています。意識せずに吸って、吐く──それを一日に2万回以上も繰り返しているのです。 鼻や口から空