酸素療法|低流量システム
低流量システムとは、1.経鼻カニュラ、2.簡易酸素マスク、3.開放型酸素マスクの3種類があります。これら何れのデバイスも、患者に送られるガスの総流量(口元の流量)は、患者の自発呼吸の吸気で生じる流量よりも低く、そのため、 […]
CE野口企画では、臨床工学学生団体TUCESと共同で、毎年臨床工学技士国家試験対策セミナー《呼吸療法編》を開催しています。 ここでは、セミナーの内容を編集したビデオを掲載しています。 不得意分野にフォーカスを当てて確認す
通常、呼吸のトリガー要素は、頸動脈体のPO2センサーがメインとされていますが、血中のPCO2が常に高いと、このセンサー機能が低下し、もう一つの要素であるPO2がメインとなります。 その状態で、高濃度の酸素を投与し続けると
酸素中毒は、多すぎる酸素(高濃度の酸素)の投与により起こりうる合併症のひとつです。 酸素フリーラジカル(活性酸素)による細胞あるいは組織の障害が主要因です。高濃度酸素投与(>80%)を12時間以上吸入した場合に気管・気管
【はじめに】 呼吸不全に対して酸素療法は不可欠な治療手段ですが、過剰投与はむしろ害を及ぼす可能性があります。ここでは、酸素療法における注意すべき副作用・合併症について整理します。 酸素中毒 高濃度酸素を長時間吸入すると、
【はじめに】 Ⅰ型呼吸不全やⅡ型呼吸不全など、酸素療法が必要と判断される病態は、患者のさまざまな状態に応じて慎重に考慮する必要があります。ここでは、一般的な適応基準と、代表的な疾患・病態について整理します。 【酸素療法が
【はじめに】 COT(Conventional Oxygen Therapy)とは、これまで広く行われてきた酸素療法のことを指し、患者の状態や必要な酸素濃度に応じて、いくつかのシステムに分類されます。本記事では、COTの
1.呼吸療法の概要 呼吸療法とは、何らかの原因で呼吸機能が障害された患者に対して、適切な酸素療法や、換気の補助を行う治療のことを指します。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息、急性呼吸不全などの患者に対し、幅広く実施されて
【酸素とは】 そもそも酸素は生体の正常な機能・生命維持に不可欠な物質です。組織への酸素供給が不十分で、細胞エネルギー代謝が障害された状態を「低酸素症(Hypoxia)」と言います。 酸素療法とは 酸素療法とは、「低酸素症