【わたしについて】
臨床工学技士として、人工呼吸器や呼吸療法に関する教育・啓発活動を行っています。
日本医科大学付属病院・高度救命センターでは、医師とともに重症患者の呼吸療法全般に携わってきました。臨床の第一線で「呼吸管理は、医療機器の理解と運用力に大きく左右される」と痛感した経験は、今の活動の原点になっています。
1989年には、故・古賀俊彦先生(第1回呼吸療法セミナー大会長)との出会いを通じて、「呼吸療法士の育成」を志し、呼吸療法の知識と技術を体系的に学べる場の必要性を強く感じました。その後、米国呼吸療法学会(AARC)からの賛同も得て、教育活動を本格化させます。
2001年から2017年にかけては、Boise State University(米国アイダホ州)Lonny Ashworth教授との連携のもと、「呼吸療法セミナー in 湘南」を開催。AARCと日本の臨床現場をつなぐワークショップ型教育プログラムとして、全国の臨床工学技士・看護師・医師に対する基礎教育を担ってきました。
さらに、教育内容を体系的にまとめた書籍
『事例で学ぶ 人工呼吸器アラーム対応 もう、アラームにあわてない』(学研メディカル秀潤社)は、人工呼吸器のアラーム対応に不安を感じる方々へ向けて、事例ベースで「考える力」を育てる構成としています。
現場でありがちな“あわてて対応してしまう”ケースを取り上げながら、原因の見極め方や解決の流れを丁寧に解説しています。
現在は、教育機関とも連携し、臨床工学技士養成課程の学生に対する講義や実技指導にも取り組んでいます。基礎から応用まで、臨床で活かせる知識と判断力を育む教育を目指しています。
本サイトは、こうした知識や経験を「誰にでも、わかりやすく、正確に」届けることを目的として立ち上げました。これから呼吸療法を学ぶ方、あるいは現場で迷ったときにヒントがほしい方にとって、支えとなる場所を目指しています。
出身地
熊本県熊本市 |
学歴
1992年 | 熊本総合医療福祉学院 卒業 (現 熊本総合医療リハビリテーション学院) |
2002年 | 放送大学 卒業(教養学学士) |
免許・資格
1992年 | 臨床工学技士 免許取得 |
主な経歴
1992〜1999年 | おもと会大浜第一病院 |
1999〜2011年 | 日本医科大学付属病院 |
2011年〜現在 | CE野口企画 主宰 |
2021年〜現在 | カフベンテックジャパン株式会社 技術顧問 |
主な非常勤講師
1995〜1998年 | おもと会看護学校 |
2001〜2010年 | 日本医科大学付属看護学校 |
2012〜2014年 | 東京工科大学 |
2018〜2020年 | 東京電子専門学校 |
2017〜2021年 | 神奈川工科大学 健康医療科学部 |
2013年〜現在 | 北里大学保健衛生専門学院 |
所属学会
- 日本呼吸療法医学会(代議員)
- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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改訂履歴
- 2025年5月15日:第1版公開