オペレーション4;悲報!肺の現場に迫る「二酸化炭素滞留」のブラック労働危機〜浅い呼吸が招く自律神経の緊急配備

さて、私たちは肺の現場で繰り広げられる「一瞬のハイタッチという奇跡の交換作業を見てきました。しかし、現代人の多くが、この素晴らしい現場ブラックな労働環境に追い込みがちです。

4.1. 🚧 司令塔が気づかない「ガス交換」の非効率

現代人の多くは、巨大オペレーター「横隔膜を少ししか動かさない浅い呼吸」になっています。

浅い呼吸が続くと、肺胞という「小学校の教室1室分」程度の広大な「ブドウ畑」の隅々にある受付カウンター新鮮な空気が届きにくくなります。

その結果使い終わった排気ガス(二酸化炭素)が、隅っこにたまって、通路が狭くなり、配達員の赤血球は「積み込み/回収」作業効率が低下し、現場の作業は渋滞しがちになってしまいます。

これでは、赤血球との「一瞬のハイタッチ」の効率が極端に悪化!

ここで厄介なのは、司令塔の監視システム(脳幹)の警報が鳴りにくいこと、異常に気づかないうちに、現場は非効率なブラック労働になってしまいます。

4.2. 司令塔がパニック!自律神経という名の緊急配備

さらに悪いことに、ストレスや不安が重なると、司令塔は「危険!と判断し、体全体を緊張・興奮モード(交感神経優位といいます)入り、呼吸はさらに浅く速い胸式呼吸へ傾きます。

「浅い+速い呼吸 ➡️ 有効な換気効率低下 ➡️ 二酸化炭素が少し増える ➡️ 司令塔が『もっと吸って!』と、交感神経優位の指令を出し続ける(二酸化炭素を普通の状態へ!) ➡️ さらに浅く速い呼吸」

この悪循環によって、司令塔(脳幹)は常に過剰な警戒態勢を維持しがち、結果として、不安、イライラ、そして「寝ても疲れが取れない」といった、心身のブラック労働を引き起こしてしまうのです。

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呼吸の仕組みに潜入(目次)

オペレーション3:「巨大オペレーター「横隔膜」と「肋間筋」(吸気=陰圧の正体)」

次はオペレーション5;呼吸工場の現場を救う「ディープブレス」

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